ジョニィ・ジョースター | |||||
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概 要 | |||||
第七部の主人公。19歳。愛馬は「スローダンサー」。 馬の蹄鉄をつけた頭巾が特徴。一巡した世界におけるジョナサン・ジョースターで、本名も「ジョナサン」である。 「ジョニィ」は愛称であり、他にも「ジョジョ」「ジョーキッド」と呼ばれている。 やや突っ走り気味なジャイロに対し、相手の戦術や出方を理解しつつ闘う。 普段は温厚でユーモアな一面もあるが、目的のためにはそれだけを追い求める気高く飢えた覚悟を持った人物。 さらに、人を「殺す」と決めた時はそれに全く躊躇を見せない、「漆黒の殺意」を持っている。 ジャイロと共に行動する中で成長を重ねる一方、強さと弱さを話が変わるごとにそれぞれ見せてきた、歴代主人公の中でも異質な存在である。 16歳の頃は天才ジョッキーとして名をはせており、世間では有名人で女性とはヤリまくりだったらしい。 しかしそれに驕りを覚え、ある時映画の順番を金で買ったところ、順番抜かしをされた男に逆恨みされて銃で撃たれ、下半身不随となってしまう。 以降、彼のもとからは一気に人はいなくなり、彼も孤独な人生を送っていた。 また、ニコラスという兄が一人いたが、彼の死が原因となって父親とも袂を分かっている。 ジャイロと出会い、彼が起こした「回転」によって下半身が少し動いたことがきっかけで、その「回転」を学ぶために急きょ「スティール・ボール・ラン」レースへの参加を決意する。 | |||||
劇中での活躍 | |||||
第2ステージよりジャイロと行動を共にするようになり、「悪魔の手のひら」でスタンド能力に目覚める。 ジャイロから学んだ「黄金の回転」を取り入れるごとにスタンドは進化していき、また「聖なる遺体」に自身の足を治す何かがあると考え、争奪戦に乗り出す。 フィラデルフィアの海岸沿いで大統領と対立し、ジャイロを死なせてしまうことになるが、彼が遺した「LESSON5」の意味を理解し、「タスク」をACT4へと進化させる。 ACT4の生み出す「無限の回転」により、大統領を撃破して「遺体」を回収することに成功、自身の足も動くようになるが、直後にDioに「遺体」を奪われてしまう。 最終ステージでDioと一戦を交えるも敗北、「無限の回転」を自身に撃ちかえされ消滅しかかるが、スティーブンに馬に乗せてもらったことで再びACT4を発動し、回転を消す事に成功、生還する。 全てが終わった後は、ジャイロの遺体をネアポリスへ届けると共に、故郷へと帰った。 後の第八部では、帰国後東方理那と結婚し、ジョージ・ジョースターを授かっている。 1901年、理那がかかった謎の病を治すために来日し、その際「聖なる遺体」によりこの病気を治すことにするが、「弾き飛ばされた」病はジョージがおっかぶってしまった。 彼の命を救うため、「タスク」をジョージに向けて撃ち、その回転エネルギーを自らにはね返すことで、2人の身代わりとなって死亡した。 |
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能 力 | |||||
スタンド名 | タスク(牙) | ||||
「悪魔の手のひら」で身に着けたジョニィのスタンド。 主に自分自身の爪を武器に変えて操る能力を持つ。 作中では4段階に進化していき、当初はスタンド像はなかったものの、左右の指から爪を回転させて弾丸のように飛ばし、切り裂くといった使い方を見せた。 ジャイロから学んだ「回転」の技術により、どんどん成長していく。「チュミミィ~ン」と鳴く。 当初は「爪」と呼ばれており、指から打たれる弾丸も「爪弾」と呼ばれたりするが、ポーク・パイ・ハット小僧との闘いを機に名前を「牙」と改める。 ただ、それ以降もたまに「爪」と表記されることがある。 スタンド名の由来は、イギリスのロックバンド、フリートウッド・マックのアルバム『Tusk(牙)』。 |
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ACT1 | |||||
像分類 | 妖精型 | 操作分類 | 近距離型 | ||
破壊力 | スピード | 射程距離 | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
E | E | E (数十cm) | B | E | A |
星型の印が体にある、妖精のようなスタンド。 指から爪を弾丸のように発射する。ACT2以降と違って弾数に制限はなく、本来動かないはずの足の指からも打てる。 回転を利用した爪の切れ味は抜群だが、この段階では回転の力はまだ弱く、土を掘ったり岩を削ったりすることは出来ない。 |
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ACT2 | |||||
像分類 | 人型 | 操作分類 | 近距離型 | ||
破壊力 | スピード | 射程距離 | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
D | D | D | C | C | A |
より機械的な姿になった「タスク」。やじろべえのような姿をしている。 「黄金の回転」を見つけたことにより、「ACT1」にはなかったパワーであらゆるものを削り取る。 さらに着弾してからも回転が続くように成長し、この弾痕は回転している間自動的に相手を追尾し、弾痕に触れた相手を切り裂く。追尾できる時間は約7~8秒程度。 「ACT1」までと違って弾数に制限があり、両手の爪10個が一度に放てる弾数となる。 これを撃ち尽くすと再び生えてくるまで1分程度の時間を要するが、ハーブティーを飲むことでこの時間は短縮でき、さらにカモミールを混ぜるとより早く回復できる。 |
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ACT3 | |||||
像分類 | 人型 | 操作分類 | 近距離型 | ||
破壊力 | スピード | 射程距離 | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
D | D | D | D | C | A |
より人型に近い形となった「タスク」。 自分自身を撃ち、「黄金の回転」の中に自分自身を巻き込む。 そして弾痕が動くのに合わせて自分自身が移動して、離れた場所の相手に「爪弾」を打ち込むことができる。 移動させた部位からでも標的を視認することができ、より正確な射撃ができるようになった。 回転の持続時間は十数秒程度。相手の腕を掴んで回転の中に引きずり込むこともできる。 |
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ACT4 | |||||
像分類 | 人型 | 操作分類 | 近距離パワー型 | ||
破壊力 | スピード | 射程距離 | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
A | B | C | A | B | E |
ずんぐりとした力士のような体形になった「タスク」。 ジョニィがスローダンサーに乗り形作った「黄金長方形」を利用して生み出された「タスク」の最終形態。 爪自体を使わなくとも、スタンドそのもので闘えるようになった。 近距離パワー型スタンドで、ラッシュ時の掛け声は「オラオラ」。 このスタンドエネルギーは「無限の回転」そのものを体現しており、このスタンドに殴られたものは「無限の回転」エネルギーに巻き込まれていく。 一度この回転に巻き込まれたら自力で脱出することは不可能であり、さらにそのパワーは次元の壁をもこじあけ、相手がその向こう側へ逃げたとしてもどこまでも追跡し、永遠に「回転」を続ける。 そのため、俗に「絶対殺すマン」と呼ばれているスタンド。次元の壁を超えられるためか、「時」が止まった世界でもわずかながら動くことができる。 「回転」を止める唯一の方法は、元々ある「回転」に逆方向の「回転」を打ち込むこと。 また、スローダンサーも含めた自分自身が「黄金長方形」のフォームを形作っていなければ発動しない。 |
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名 言 | |||||
第七部「スティール・ボール・ラン」 | |||||
この「物語」はぼくが歩き出す物語だ 肉体が・・・という意味ではなく青春から大人という意味で・・・ぼくの名前は「ジョニィ・ジョースター」 ある富豪の家に遊びに行くとそこの富豪の娘と友人が 何にも言ってないのに勝手に衣服を脱ぎはじめ 「今夜は両親が留守なの」そう言った あなたならどうする・・・?最高だった・・・ 「回転」・・・全ての希望は・・・「回転」の動きの中にある!もっと知りたい もっと「鉄球」を・・・ つまらんただの薄っぺらなハッタリ屋だったか よくぞ・・・ここまで走って来た 初老の馬よ・・・おまえには今まで生きて来た経験がある もちろん!・・・あんたを負かしてみせるさ おまえ何やってるんだジャイロ・ツェペリーッ スピードはともかく理由を言えーッ ちょっと待って!今小さくたぶんてつけたさなかった?たぶんッ!? レースはレースだ・・・オレを待つ必要はない・・・ 「イメージ」はあるんだ・・・「回転」のイメージはな・・・風の中の木の葉がバレエ・ダンサーのようにくるくる「舞うイメージ」っていうか・・・ ス・・・「スタンド」・・・こ・・・このぼくが!? ここはもういっぱいいっぱいだぜ 予約はずっと先まで・・・満室だ これはぼくの希望になった!そしてジャイロは絶望していたぼくの未来に希望をくれた これはもう「爪」を超えた・・・「牙」だ これからは「牙(タスク)」と呼ぶ! ぼくは感謝したんだ レースに参加した事を感謝したんだ この「左手」を拾えた事で命を失ってもいいと思った テロリストたちは「証拠」を持ってる!だからレースを開催したんだ そしてテロリストはこの国そのものでこのレースそのものなんだ Dioは「飢えた者」!君は「受け継いだ物」!どっちが「良い」とか「悪い」とか言ってるんじゃあない!その差がこの大陸レースというきれい事がいっさい通用しない追いつめられた最後の一瞬に出る!その差は君の勝利を奪い君を喰いつぶすぞッ! 「飢えなきゃ」勝てない ただしあんなDioなんかより ずっとずっともっと気高く「飢え」なくては! 「敵」じゃあないと思ったんだ 政府とかテロリストではない・・・ ん~!!・・・なかなかオモシロかった かなり大爆笑! レースを降りる気なんてサラサラないよ むしろ勇気がわいて来てる 偉そうな事を言ったかもしれないが君は生長していると思う・・・君にしか出来ない「走り」もある だがヤツはあの時以上に「飢えて」いる・・・次の「遺体」をぼくら以上に欲しがって・・・あの時以上に飢えている ヤツが「何もしないって」ワケがないのにッ! この状況に耐えろというのかッ!!くそっ!!だめだッ!耐えられないッ! くり返すようだが勝ったのは君だ・・・北へ遠回りしたし嵐を乗り越えたんだ この現在それ以上何を望む? 日本人は礼儀正しいからそれが逆に不気味だ ヒドイ事を考えるヤツだ!ヒドすぎるぞッ!ジャイロ・ツェペリッ! あっ・・・ヤバイ!スゴクいいッ!激ヤバかもしれないッ!傑作っていうのかな・・・クセになるよ!ヨーロッパなら大ヒット間違いないかも!耳にこびりつくんだよ!レラレラのとこが バンド組む? 本当にヴァチカンは「遺体」にはまるで興味がないのか・・・もしくは・・・もしくは・・・そう・・・遺体の「正体」をつかんでいるのに逆に軽々しく手紙に書けないほどのものスゴイ・・・何か桁外れの「人物」・・・なのか? 兄さんは何をやっても上手だな ぼく違う家の子かな?全然似てない いつか「宿命」がかわりにぼくに追いついてくる 少しずつ少しずつ「宿命」がぼくを気づかないうちにとり囲んで・・・ぐるぐると縛ってすぐに逃げられないように・・・そして希望で一瞬だけ喜ばせておいて・・・最後の最後でぼくを見捨てるんだ・・・誰も関心なんか払わない みんな見捨てる 観にさえも来ない できるわけがないッ! ぼくが・・・今!この目で見ているものでいいのか!?今までにも!すでに!さっきからも!見ているもので!?「本物」の長方形はこれでいいんだな? 回転は「穴」になっても死なないぞッ!! この指でチーズを削ってスパゲティ巻いて食べれるぜ あとで歯みがいたりして このレースに出て死にかけていたぼくの心は生き始めた・・・「遺体」をあきらめたらきっとぼくの心は再び死ぬ あの「泉」の意味は「悪魔の手のひら」なんだよ ぼくらが「遺体」にふさわしいかどうか「選別」されているッ!! 次の「遺体」か・・・それならいい・・・気に入った・・・次の「遺体」とゴールに・・・ 女だからとはいえジャイロが戻って着たら優しくはないぞッ!今まで命を懸けて来たんだからな! もう迷っちゃあいない わかったんだ・・・さっきわかった!撃つべき場所が・・・ 迷ったら「撃つな」・・・だ!だがもう「迷い」はない やっちまったな・・・それは「罪」だ いいーねェー すごくいいよ!超イケてる Dioは誰とも組まない・・・そういう性格だ 殺すな?・・・・・・ さっきぼくの脚が動いたんだ・・・ あとほんの少しなんだッ!どうしても遺体を手に入れたいッ!「生きる」とか「死ぬ」とか誰が「正義」で誰が「悪」だなんてどうでもいいッ!!「遺体」が聖人だなんて事もぼくにはどうだっていいんだッ!!ぼくはまだ「マイナス」なんだッ!「ゼロ」に向かって行きたいッ!「遺体」を手に入れて自分の「マイナス」を「ゼロ」に戻したいだけだッ!! どいつもこいつもお前らを!!今度追撃するのは僕らの番だ!! 大統領のあの「能力」も異様だがそれ以上なのはそれを使うヤツの「決断力」だ ・・・おったまげたな!今年最大のヒットじゃないの? ・・・実は・・・何て言うか・・・ゴホッ!エホン フェチってわかる?・・・ちょっとしたフェチがあってさ・・・何て言うか・・・実は女の子のさ・・・「虫さされフェチ」ってわかる?女の子の二の腕とか足とかの皮膚が蚊に刺されてプチッと赤く膨れるだろ あれに興奮する!以上ッ 倒す方法は何もないッ!あいつが「正義」で!ぼくらの方が「邪悪」なものなんだッ!! 本当に廻り道だった 本当に本当になんて遠い廻り道・・・ ジャイロはこのために・・・「LESSON5」はこのために・・・ありがとう・・・ありがとうジャイロ 本当に・・・本当に・・・「ありがとう」・・・それしか言う言葉がみつからない・・・ 「生贄」は・・・ヴァレンタイン大統領!どっちになると思う? オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラアッ あんたは「正しい人」なのか?・・・信じたい・・・もしかして「いい人」なのかも?と・・・信じたい 僕にあんたを信じさせてくれ その「銃」をあんたのじぶんの「手」で拾い上げてみるだけでいい きっと何事も起こらないだろう 何も起こらない・・・それでいい・・・何も起こらなければ全てが終わる事ができる・・・それで101%信じられる・・・拾ってみろ 信じたかった 本当に・・・大統領を信じたかった もっと劇的な事なのかと・・・ずっと想像していたけれど月が満月になって行くように・・・この事それ自体は何気ないもの・・・だった・・・ 「友達」がどこかへ流されたままなんて・・・それで良いはずはない・・・見つけてやらなくては・・・ すごく知っている どういう事だ?・・・見当がつかないのに・・・すごく良く覚えている「足跡」だ・・・ この状況・・・ジャイロのように・・・タフなセリフを吐きたい これは「再生の物語」 おまえが・・・乗船許可を取ってこい 絶対に友達は彼の祖国へ連れて帰る・・・絶対にだ!ワイロが欲しいなら払うぜ どういうわけか・・・絶対に船から下ろせないんだなこれが・・・すでに無理 ニョホホ 出航させるしかないんだよ 「祈って」おこうかな・・・航海の無事を・・・この大西洋を渡って家に帰ろう・・・家に・・・帰ろう・・・ |
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第八部「ジョジョリオン」 | |||||
なぜ僕の愛する人なのだ・・・なぜ病に選ばれてしまっているのだ・・・今回だけは・・・ただの一度だけは・・・許してほしい 「聖なる遺体」を使うのはここまでだ どこかで誰かが不幸を掴む ジョージ・ジョースター おまえに会えてよかった・・・それだけで・・・いいんだ・・・それだけで何ものにも替えられない「交換できない」・・・幸せがあった 等価で交換される だが何ものにも交換できない意味もここにはある |
戦 績 | ||
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相手 | 勝敗 | 決着の台詞 |
ブンブーン一家 | 勝ち | 歩けない・・・足が・・・!!と・・・飛び上がった・・・!! |
オエコモバ | 勝ち | 虫の羽音を立てているのは・・・ジョニィの爪の回転 |
ポーク・パイ・ハット小僧 | 勝ち | これからは「牙」と呼ぶ! |
ディエゴ・ブランドー | 負け | 「眼球」を盗られたッ!! |
フェルディナンド博士 | 勝ち | ぼくに聞くなよ |
リンゴォ・ロードアゲイン | 負け | 目的はあくまで「修行」であり人としてこの世の糧となるため・・・ |
サンドマン | 勝ち | 砂漠の砂粒・・・ひとつほども後悔はしていない・・・ |
11人の男たち | 勝ち | 「交換」したよ |
アクセル・RO | 引分 | しまったと思っているのか・・・? |
ファニー・ヴァレンタイン | 負け | 脚が動くのか・・・ |
ファニー・ヴァレンタイン(2回目) | 負け | て・・・手首が |
ファニー・ヴァレンタイン(3回目) | 勝ち | 信じたかった 本当に・・・大統領を信じたかった |
ディエゴ・ブランドー(2回目) | 負け | 「回転」は・・・おまえ自身がくらえッ! |
総合戦績 | 13戦7勝5敗1分 |
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