マッシモ・ヴォルペ | |||||
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概 要 | |||||
ギャング「パッショーネ」麻薬チームの一員。小説版「恥知らずのパープルヘイズ」のラスボス。25歳。 「パッショーネ」が利益を得るための麻薬を作り出していた張本人であり、麻薬チームの核となる人物。 他のメンバー同様、メンバー以外の人間は全て敵と見なしており、自分たちを狙う者は容赦なく殺害する。 仲間たちの傷を自分の能力で治癒してやることも多いが、それは生命力を過剰に引き出しているだけで、彼らを生かすどころか逆にその寿命を縮めてしまっている。 元はイタリアで一山築いた富豪の貴族・ヴォルペ家の次男だったが、彼が生まれた時は家はすでに潰れる寸前だった。 さらに兄であるアントニーオ・ヴォルペが家を捨て料理人になる修業に出たため、マッシモがヴォルペ家を継ぐこととなる。 その時トニオには「世界の在り方を無視している」という忠告を受けている。 ほどなくしてヴォルペ家はそれ自体が「パッショーネ」に売り払われ、当時当主であった父親はマッシモが作った麻薬の中毒患者になっている。 目的のためには自分や他人をどれだけ傷つけても、どれだけその体を蝕んでもかまわないという精神を持つ。 というよりもそれに対する気遣いというものをまったく無視しており、自分の能力で命を縮めることにうしろめたさも何も感じていない。 常にクールな性格だが、仲間が殺された時は怒りをあらわにし、特にアンジェリカの死を前にした時には怒りと悲しみが混じった雄叫びを上げた。 フーゴとは大学の級友だったが、彼のことを「周りが見えていない、自分だけ良ければいいと考えている」と評している。 しかし、それは他ならぬ自分自身にも当てはまる事だった。 | |||||
劇中での活躍 | |||||
麻薬チームでは常にアンジェリカの傍にいて、彼女の痛みを和らげてやる立場にあった。 ズッケェロの肉体を改造し、自動追尾の兵器としてシーラEに向かわせる。 コカキの死後は彼の言葉に従ってオルティージャ島に向かい、石仮面を手に入れようとする。 石仮面はビットリオに任せ、自分はフーゴとの対決を望む。 彼に先んじて突っ込んで来たシーラEを軽々と圧倒し、フーゴを呼び寄せるための餌として使おうとするが、その直後アンジェリカがフーゴに殺されたことを知り激昂する。 そしてやってきたフーゴに突っ込んでいくが、至近距離で「パープル・ヘイズ」のカプセルを噛み砕かれたことでそのウイルスをモロに浴びてしまい、「死んだ」と気づく暇も与えられないほどに一瞬にしてその体は崩れ去った。 |
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能 力 | |||||
スタンド名 | マニック・デプレッション | ||||
像分類 | 人型 | 操作分類 | 近距離型 | ||
破壊力 | スピード | 射程距離 | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
C | A | E | B (薬物効果は半月ほど) | B | C |
小さな小動物のミイラのようなスタンド。 体中に棘があり、この棘で刺されたものは生命エネルギーが過剰に引き出される。 この能力を使用した塩を水で溶かして注射すると、脳内麻薬が過剰に分泌され麻薬中毒と同じような状態に陥る。 薬物は半月ほどでただの塩に戻るため、貯蔵が出来ないので組織から裏切り者を出すことを防ぐにはうってつけの能力であった。 無論これは人間に直接使用することもでき、能力に侵された人間は体の生命エネルギーが過剰に消費され、激しい痛みや傷も治る。 ただしこれを過剰に注入すると、例えば胃に注入すれば胃酸過多で潰瘍を発生させ、血液を過剰に動かせば人間は高速で動き回る兵器となり、動きを停止すると破裂するようになる。 本体に使用すれば全身が恐ろしい化け物のようになり、通常の人間はおろか近距離パワー型スタンドをも軽く凌駕するほどの身体能力を手に入れる。 ただしこの状態でいることは彼自身の命を削っている事にも等しいため、長時間は使用できない。 兄であるトニオの能力「パール・ジャム」と生命エネルギーを活性化させるという点は似ているが、それにより人間の健康状態を良くする「パール・ジャム」とは真逆の能力と言える。 これはマッシモ自身も自嘲気味に認めている部分であり、トニオからも心配されている点でもある。 スタンド名の由来は、ジミ・ヘンドリックスの1stアルバムに収録された曲「Manic Depression」。 アメリカ、カナダ流通盤には、フーゴのスタンドの元ネタである「Purple Haze」の次に収録されている。 |
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名 言 | |||||
アイツには友だちなんて、誰もいない。あんなうわべだけ気取ってりゃいいとしか思っていない、頭でっかちのプッツン野郎には、な 突っ込んでくるか―マヌケが・・・知るがいい―その理由を教えてやる―我が能力は、まさに―"人間を凌駕する"能力だということを! おまえらのすべての希望は今、崩れ去った―そういうことだ そう思うと笑ってしまうな。一方では麻薬中毒者を増やし、一方では健康なヤツを増やしているわけだ 抵抗は無意味 |
戦 績 | ||
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相手 | 勝敗 | 決着の台詞 |
シーラE | 勝ち | 抵抗は無意味 |
パンナコッタ・フーゴ | 負け | しまっ― |
総合戦績 | 2戦1勝1敗 |
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