リンゴォ・ロードアゲイン
概 要
 大統領の刺客。顎鬚をドクロの形に剃ったダンディな男。

 自らを「未熟な人間」と評し、覚悟を持った人間と相対することで自分を高めていけると信じている。
常に「公正(フェア)」な勝負で闘うことを是としており、また自分と闘う資格がないと判断した人間は、たとえ殺すべき相手でもその場から立ち去るよう命じる。
「公正」なルールの下で気高き覚悟がぶつかり合う様を、彼は「男の世界」と呼んでいる。
凄腕のガンマンであり、ジャイロ曰く「必ず相手が手を出した後に撃っている」にも関わらず、最終的に相手を撃ち倒している。

 幼少期は体が弱く、常に家にこもりがちな少年であった。
しかしある日家に入り込んだ強盗と向き合い、「銃を置け」という強盗の要求を実行したうえで彼を射殺し、それを機に病弱な体に悩まされることもなくなった。
彼が「公正」なる闘いを望み続ける理由はここにある。

 いかにもホモォな顔付きをしており、さらにやられ際の台詞から色んな意味でネタにされやすいキャラクターである。
劇中での活躍
 カンザス・シティへ向かうジョニィたちをスタンド能力で足止めし、同じく迷っていたガウチョを射殺する。
その後、ジョニィ、ジャイロ、ホット・パンツらの攻撃を真正面から受け、3人を一瞬のうちに倒す早技を見せ、ジョニィを捕えジャイロを見逃す。

 しかし自分に「納得」のいく決着をつけると決めたジャイロに、真正面から挑戦を受ける。
「公正」な条件のもとで激闘を繰り広げるが、紙一重の差で急所にジャイロの攻撃を受けてしまい敗北。
最後の一騎打ちと共にジャイロに己の進むべき道を伝え、再起不能となった。

 彼の言葉は後にジャイロの人生観に影響を与えている。
能 力
スタンド名マンダム
(MANDAM)
像分類動物型操作分類特定条件下発動型
破壊力スピード射程距離持続力精密動作性成長性
なしAなしEなしC
 ベルトのバックルの様な顔に、無数の足がついたタコのようなスタンド。

 本体が腕時計の秒針を戻すことで、現時点から時間を「6秒」だけ戻す能力を持つ。
戻された時間の内に起こった出来事は全てリセットされ、記憶に残ることも無いが、6秒前に起こった出来事はその限りではない。

 攻撃が起こった瞬間から6秒後に時を戻せば、食らった攻撃も無効化されるうえ、その攻撃が来ることを予測して避けることもできる。
リンゴォはこの能力で果樹園に入り込んだレース参加者の歩みを戻し、何度も同じ場所に戻ってくる迷路のように見せかけていた。
なお腕時計はあくまで能力を発動するための精神的スイッチである。

 スタンド名の由来は、アメリカのカントリーシンガー、ジェリー・ウォレスの曲『Lovers Of The World(男の世界)』。
化粧品会社マンダムのCMでお馴染の曲であり、後に「マンダム~男の世界~」と改題されたシングルが日本で発売されている。
CM撮影の時間が無くなった際、モデルのチャールズ・ブロンソンが腕時計の針を戻し「まだ一時間あるぞ」と言ったというエピソードがある。
これがリンゴォの精神的スイッチやスタンド能力に反映されている。
名 言
改めて・・・よろしくお願い申し上げます
正しい道はひとつだ ここを出て行きたければオレを殺すしかない それが進むべき道 いずれ決断しなくてはならない事柄・・・
感謝いたします
左の彼にはいざという時オレを殺しにかかる「漆黒の意志」が心の中にある・・・
受け身の「対応者」はここでは必要なし
公正なる「殺し合い」は自分自身を人間的に生長させてくれる 卑劣さはどこにもなく・・・漆黒なる意志による殺人は人として未熟なこのオレを聖なる領域へと高めてくれる
おまえは「対応者」にすぎないッ!
おもしろいぞジャイロ・ツェペリ 少しいい「眼光」になったッ!!
「男」と「社会」はかなりズレた価値観になっている・・・だが「真の勝利への道」には「男の価値」が必要だ・・・おまえにもそれがもう見える筈だ・・・レースを進んでそれを確認しろ・・・「光輝く道」を・・・オレはそれを祈っているぞ そして感謝する
ようこそ・・・「男の世界」へ・・・
戦 績
相手勝敗決着の台詞
ガウチョ勝ち感謝いたします
ジョニィ・ジョースター&
ホット・パンツ
勝ちオレが仕とめるのは「漆黒の殺意」で
オレの息の根を止めようとかかってくる者だけだ
ジャイロ・ツェペリ負けようこそ・・・「男の世界」へ・・・
総合戦績3戦2勝1敗





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