矢安宮重清
(やんぐう しげきよ)
概 要
 ぶどうヶ丘中学校2年生。通称「重ちー」。

 その姿はまるでドドリア。体重は110kgとかなり重い。口癖は「~だど」。
頭の方も仗助曰く「億泰よりもすっトロそう」で、実際に言葉の意味を取り違えたり物覚えが悪い描写も多々ある。
そのため、容姿も相まって友人はほとんどおらず、自分を認めてくれる人もあまりいなかったらしい。

 悪い人間ではないが、かなり欲深な守銭奴。噛みかけのガムをもう一度食べるなど、かなり意地汚い部分もある。
誰かと協力して手に入れたものでも、その価値が高ければ独り占めしなくては気が済まない性格。
自分の物を盗んだものはたとえ親友であっても許さないタチで、仗助たちからは半ば呆れられている。
しかしどこか放っておけない雰囲気を醸し出している人物でもある。好物はサンジェルマンのテリヤキチキンサンド。

 短期間出演のゲストキャラという扱いだったが、彼の死は仗助や億泰に深い動揺を与え、吉良吉影を捜索するきっかけを生み出すこととなった。
作者の荒木飛呂彦は、四部のお気に入りのキャラクターとして、仗助とこの重ちーを挙げている。
劇中での活躍
 虹村形兆のおかげでスタンド使いとなり、能力で杜王町中から小銭を集めさせて小遣い稼ぎをしていた。
その能力に目を付けた仗助と億泰から「小遣い稼ぎ」に利用される形となるが、
たまたま拾った宝くじで500万を当ててしまい、大金を独り占めしようとしてひと悶着を起こす。
スタンドのトリッキーな能力を使って二人をギリギリまで追い詰めるが、最後は奇策を使った仗助らの前に敗北。
自分一人では500万は手に入らなかったことに気づかされ、仲良く三等分することにした。以降、三人は親友の間柄となる。

 しかしその関係は長くは続かなかった。サンジェルマンのテリヤキチキンサンドを巡る勘違いにより、偶然にも吉良吉影が持ち歩いていた女性の手首を目撃してしまう。
スタンドを駆使して戦闘態勢に入るが、「キラークイーン」の能力により爆破されて敗北。
仗助たちに危機を知らせようとするが、彼らを目前にして吉良に追いつかれてしまい、跡形もなく爆殺されてしまう。
しかし、彼の「ハーヴェスト」の内の一体が吉良のジャケットのボタンを回収しており、手がかりを残した。
能 力
スタンド名ハーヴェスト(収穫)
像分類群体型操作分類遠隔操作型
破壊力スピード射程距離持続力精密動作性成長性
EBAAEC
 四本の腕を持つ、小さな虫のようなスタンド。重ちー曰く「500体」いる群体型スタンドである。

 小銭や切手など、小さなものをかき集める能力を持っている。拾ったものは顔と頭の間にある隙間に入れて持ち運ぶ。
目当ての物を見つけると「見ツケタゾ!」と声を上げる。「集める」精度は非常に高く、粉々に破れて散って行った紙切れも確実に全てを集めてくることが可能。

 戦闘においても非常に高い能力を発揮するスタンドで、パワーはないものの皮膚を「集め」て毟り取ったり、眼球や頸動脈などをピンポイントに攻撃することで高い戦闘力を発揮する。
頭の隙間からは針のようなものが飛び出て、相手の身体に突き刺して血管に異物を注入することもできる。 集まれば重ちーの身体を軽々と持ち上げ、高速で移動することも可能。
足場を崩したり、不意討ちで自由を奪ったりするなど、非常にトリッキーな戦闘スタイルで相手を追い詰める。

 ボス格の能力を除き、シリーズでも屈指のチート能力を誇るスタンドで、仗助からも「ハーヴェストに勝てる奴がいるとは考えられない」と評されている。 作者自身もこのことは認めている。

 スタンド名の由来は、本体名の由来でもあるニール・ヤングのアルバム『Harvest』。
名 言
この間おら切手の「41円」と「62円」と「150円」に味のちがいあんのかなあ~と思ってペロペロなめたらママにしかられた・・・
じゃ ムズかしくあげるよ 全部あげるよォーッ 友達だよねェーッ
おい姉ちゃん 札束持ってんだぜェーッ いっしょに遊ばんかい
おらの「ハーヴェスト」におまえらがかなうわけはないんだ・・・証拠見たいか?ン?強い証拠見たいか?ンン?
理解不能!理解不能!
あっ!理解「可」能
おらの「ハーヴェスト」は無敵なんだど!仗助たちにだって本当は勝ってたんだからなっ!!
おっおらはッ・・・「パパ」と「ママ」を・・・守るど!・・おらがッ!・・・「パパ」と「ママ」をあいつから守るどッ!
戦 績
相手勝敗決着の台詞
東方仗助&虹村億泰負け・・・おら欲に目がくらんでた・・・恨みがないように平等に分けるど・・・
吉良吉影負け仗助ーッ!!
総合戦績2戦0勝2敗





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