シーザー・アントニオ・ツェペリ

シーザー・アントニオ・ツェペリ

概要
波紋使いの青年。ウィル・A・ツェペリの孫であり、リサリサの弟子。　金髪で、額にはバンダナを巻いている。典型的な二枚目のチャラ男であるが、女性への態度は紳士である。己の信念に確固たる自信を持っている人物で、自身が認めていない相手にはとことん厳しくあたる。　幼い頃、父マリオが失踪したことで家庭は崩壊し、「殺人以外の犯罪はすべてやった」ほど孤独でスレた青春を送っていた。しかしマリオが失踪した理由を、彼自身の死によって知り、波紋戦士としての道を歩むようになる。　祖父のような飄々さはないが、厳しさと根底にあふれる情熱はツェペリ一族の象徴である。波紋使いとしても有能であり、ワムウには一か月の修行での成長速度を驚愕されていた。一方で直情、短気な性格の持ち主で、一度定めた目的はどんな反対にあってもやり抜く信念を持つ。　その後の展開から、ワムウと戦ったシーザーは「無駄死にだった」とする説を唱える者も少なくない。確かにシーザーが命を懸けて手に入れたピアスを、ジョセフはワムウを倒した後で開け、解毒剤を飲んでいる。そのため、シーザーの戦いの意味がないのでは？と思うものもいるのだ。しかしシーザーがあそこで戦って死に、その覚悟をワムウに見せ付けたからこそ、ジョセフは戦いの意味を真に理解し、ワムウもジョセフに最大の敬意をはらって戦うようになったのである。登場人物の心の持ち方を変えたことは、大きな功績であろう。祖父のウィル・A・ツェペリや第七部のジャイロ・ツェペリなど、ツェペリ一族はストーリーの展開の中で必ず死ぬというジンクスがある。ただし、全員が何らかの影響を主人公や周りの人物に残して死んでいるのである。それはシーザーの最期のセリフにすべてが集約されているといってよいだろう。
劇中での活躍
ジョセフと出遭った当初は、性格のすれ違いから犬猿の仲となりそうな感じであったが、ワムウとの戦いでジョセフが見せた覚悟を認め、リサリサの下で共に修業する。修行を通じて二人の中には確かな絆ができており、それが最後のクライマックスの感動を引き立てる。　終盤、ジョセフらの意見を無視して単身で柱の男たちが潜むアジトに乗り込む。ワムウを相手にあと一歩のところまで追い詰めたものの、戦闘の天才であるワムウにわずかなスキを突かれ、「神砂嵐」をまともに食らい致命傷を負う。しかし最期の力でジョセフにワムウのピアスを託し、ワムウにもその覚悟を認めさせた。
能力
波紋使いとしての実力は高く、初登場時には既に波紋のコントロールを大まかにできるようになっていた。二種類の波紋を同時に流したりするなど、器用な芸当も可能。ただし波紋エネルギーの潜在量はジョセフと同程度であるとされる。　両手の手袋や服装には特殊石鹸水を仕込んでおり、ここから発せられるシャボン玉に波紋を纏わせて放つ「シャボンランチャー」を得意技としている。この技はシーザーが独自に編み出したものであり、対柱の男のために用意したものだった。もっとも序盤では軽くあしらわれてしまったが。しかし終盤ではシャボン玉の形状を自在に変化させるほどにまで成長しており、ワムウをギリギリまで追い詰めた。　祖父のツェペリと違い、擬音使いではない。
名言
おれたちイタリア人は一族を想う気持ちがどの民族よりも強い！喰らってイナカへ帰りなジョースターッマルクは・・・ただの若者だった・・・普通の人びとと同じに・・・家族を愛し恋人を愛し国を愛し仕事にいっしょうけんめいのただの青年だったただの若者だったッ！出血多量で意識朦朧でありながら一流の賭博師さながらの心理戦のブラッフ（かけひき）見事だった！！「水鉄砲は穴が小さい方がイキオイよく遠くまで飛ぶ！」ということだ！わかったかスカタンむこうが透けて見えるので薄い油膜ぐらいに考えたがとんでもない！逆にカミソリの様にするどい超高圧の壁！勘ちがいすんなよおれはさっき怒ってたんじゃねーぜ JOJOはイイカゲンなへらず口をたたくがヤツの良さは心の底の方にある。こんなくだらねーことはJOJOの考えそうなことだからすぐピンときたそれだけのことさ！ワナがあるなどオレは百も承知だ・・・知っているからこそ来たのだ・・・おれの精神テンションは今！貧民時代に戻っているッ！父がきさまらのワナに殺されたあの当時にだッ！冷酷！残忍！そのおれがきさまを倒すぜッや・・・やつはただの不死身の怪物ではない・・・この戦いに対するカンのさえ！怪物にして「戦闘の天才」だ！！左腕が骨折しているようだがそんな痛みなどどうでもいいぜ！もう動けまい！きさまはフィルムだ！写真のフィルムだ！まっ黒に感光しろ！ワムウ！オレだってなんかしなくっちゃあな・・・カッコ悪くてあの世に行けねーぜ・・・おれが最期に見せるのは代々受け継いだ未来に託すツェペリ魂だ！人間の魂だ！JOJOーおれの最期の波紋だぜーうけとってくれーッ

戦績
相手	勝敗	決着の台詞
ジョセフ・ジョースター	引分	喰らってイナカへ帰りな
ワムウ	負け	さっきの風圧はただの風圧ではないッ！
メッシーナ	勝ち	おれもJOJOもあの３人との戦いに生き残るんだ
ワムウ（2回目）	負け	その身尽きてもその魂は死なず・・・シーザー・ツェペリ二十歳ここに眠る。
総合戦績	4戦1勝2敗1分

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