ブローノ・ブチャラティ
概 要
 ギャング「パッショーネ」の一員。後に幹部に昇進。20歳。

 セクシーに胸元が開いたジッパーだらけの服を着ている。髪型は何故かおかっぱ。髪飾りはゴキブリではない。
主人公が補佐役に適性のある第五部において、最高の戦闘要員としてその存在感を示した。
目的を遂行するために時に仲間を見捨てる冷徹な決断を選ぶこともあるが、その対象は自分自身も例外ではなく、己の命を捨てることを全く惜しまない気高き覚悟を持った人物。
ギャングとカタギの領分はきっちりと袂を分けるべきであるという信念を持ち、何も知らない一般人がギャングの脅威にさらされる理不尽には激情をむき出しにして怒る。

 7歳の時両親が離婚し、ブチャラティは父親に育てられた。しかし父親は偶然ギャングの麻薬取引の現場を目撃してしまい、口封じに殺されかけてしまう。
入院した病院にも執念深くやってきたギャングを、ブチャラティは一人で返り討ちにし、それを機にギャングへ入団。
同時に「麻薬」というものを酷く憎むようになる。ちなみに父親はその数年後死亡している。

 チームからの信頼は絶大で、ナランチャなどは彼を「ヒーロー」として讃えている。
第五部の中でも特に人気の高いキャラクターであり、その覚悟に魅了された少年たちも少なくない。
スタンド以外の特殊能力として、汗を舐めることでその人間が嘘をついているかどうかを判別することができる。
劇中での活躍
 涙目のルカの事件を機にジョルノに制裁を加えようと襲い掛かるが、彼のスタンドの前に屈服し、同時に彼の決意を聞かされ、彼に入団試験を受けるよう薦める。
そして合格したジョルノを自らのチームに加え、「ボス」からの指令「娘の護衛」を受けることとなった。
ボス」の正体を知るためにトリッシュを狙う暗殺チームの魔の手から逃れつつ、ヴェネツィアへ向かう。

 しかし、「ボス」の狙いがトリッシュの「殺害」にあったことにブチャラティは激昂し、組織を裏切ることとなる。
その場で「ボス」と交戦するが「キング・クリムゾン」の前に為す術もなく敗北、奇策でかろうじて脱出するがその時点で肉体は死亡していた。
しかしジョルノが注入した「生命エネルギー」により、精神だけが生きた状態で活動を再開するという、いわゆる「ゾンビ」状態となる。
その後、目的を「ボスを倒す」ことに切り替え、フーゴを除くメンバーで「ボス」の行方を追うこととなる。

 セッコ戦の段階で肉体の活動時間は限界点に達してしまう。
その後ディアボロに騙される形でポルナレフのもとへ案内させられるが、「シルバーチャリオッツ・レクイエム」の能力でディアボロと精神が入れ替わったため、再び全快の状態で活動を再開する。
最期はディアボロに「矢」がわたるのを防ぐため自らの「レクイエム」の光源を破壊し、全ての魂を元の状態に戻す。
そして行き場をなくしたブチャラティの魂は、最期の自らの行いに満足しながら天へと昇って行った。
能 力
スタンド名スティッキィ・フィンガーズ
像分類人型操作分類近距離パワー型
破壊力スピード射程距離持続力精密動作性成長性
AAE(2m)DCD
 鉄仮面を被った人型のスタンド。股間をどでかいジッパーで隠している。

 近距離パワー型のスタンドで、射程距離は2m程度と短いが、その戦闘能力は第五部の味方サイド随一である。
ラッシュ時の掛け声は「アリアリアリ・・・アリーヴェ・デルチ」。

 能力として、物体にジッパーをとりつけることができる。
ジッパーを開いてその中に入り込んだり、閉じる力を利用して遠くへ移動することなどができる。
単に物体の中に潜むことから、人間の体内に潜んだり、物を自由に出し入れすることが可能。切断された身体の一部を、ジッパーで接着することで治すこともできる。

 ジッパーをとりつけるのは自分自身に対しても行うことができ、腕をジッパーで切り離し、遠くまで飛ばすことができる。
身体をある程度バラバラにしても生きることはできるが、心臓と脳があまりに離れすぎたり、細切れにしすぎると死に至る危険性もある。

 スタンド名の由来は、ザ・ローリング・ストーンズのアルバム『スティッキー・フィンガーズ』。
ジャケットには本物のジッパーが取り付けられ、斬新な開封方法が話題となった。
一方、『スティッキー・フィンガーズ(汚れた指)』というタイトルと相まって、このジッパージャケットが卑猥であると物議を醸したこともある。
名 言
第五部「黄金の風」
この味は!ウソをついてる味だぜ・・・ジョルノ・ジョバァーナ!
質問はすでに・・・「拷問」に変わっているんだぜ
は・・・歯がゆっくり・・・ぐっぐえっ 折・・・れっ
こいつ・・・オレを殺る気だ 「マジ」だ・・・小僧のくせにこのオレを始末しようとしている・・・「ウソ」は言ってない皮膚と汗だ・・・こいつにはやると言ったらやる・・・「スゴ味」があるッ!
自分の腕をひきちぎったほどのおまえの気高き「覚悟」と・・・黄金のような「夢」に賭けよう ジョルノ・ジョバァーナ
爪も肉も骨も「コンドーム」みてーにベロベロになっている・・・
ウミネコだよ・・・ありゃカモメじゃあねえーぜ ウミネコだ どうやって見分けるか?ニャアニャア鳴くのはウミネコだ
「任務は遂行する」 「部下も守る」 「両方」やらなくっちゃあならないってのが「幹部」のつらいところだな 覚悟はいいか?オレはできてる
見せつけるしかないんだ!この男の能力を倒すには!こいつ以上の「覚悟」がある事を!!こいつ自身に見せつけるしかねえッ!
こいつのこの「面がまえ」・・・さっき運転室で見た時こんな「目」をしている男ではなかった・・・まるで「10年」も修羅場をくぐり抜けて来たような・・・スゴ味と・・・冷静さを感じる目だ・・・たったの数分でこんなにもかわるものか・・・こいつには小細工は通用しねぇ
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ アリーヴェデルチ!(さよならだ)
吐き気をもよおす「邪悪」とはッ!なにも知らぬ無知なる者を利用する事だ・・・!!自分の利益だけのために利用する事だ・・・父親がなにも知らぬ「娘」を!!てめーだけの都合でッ!ゆるさねえッ!あんたは今再びッ!オレの心を「裏切った」ッ!
きさまにオレの心は永遠にわかるまいッ!
あいつはオレにいつも「勇気」を与えてくれる
オレもすでに読んでいたぜッ!
これから飛行機を盗みたいんだが それってどの辺に停まっているのかな?
・・・るほどの事もなかったかな
3秒!!覚悟を決めてると・・・みなした!
これは「運命」とオレは受け取ったよ 「天」がチョッピリだけ許してくれた偶然の運命だってな・・・
オレは・・・生き返ったんだ 故郷・・・ネアポリスでおまえと出会った時・・・組織を裏切った時・・・にな・・・ゆっくりと死んでいくだけだった・・・オレの心は生き返ったんだ・・・おまえのおかげでな・・・幸福というのはこういうことだ・・・これでいい 気にするな・・・みんなによろしくと言っておいてくれ・・・
小説版「恥知らずのパープルヘイズ」
そいつは"人殺し"の眼だ。理由はなんであれ、とにかく殺人を犯すのになんのためらいも持てないヤツの眼だ
君は"こちら側"でしか生きられない男だ
戦 績
相手勝敗決着の台詞
ジョルノ・ジョバァーナ負け本気でおれたちの組織に入団するというんだな?
マリオ・ズッケェロ勝ちノロイ野郎だぜ
プロシュート勝ちやはりガードしたな・・・
ペッシ勝ちアリーヴェデルチ
メローネ負けトリッシュがさらわれるッ!
ディアボロ負けあと少し動かなくてはならない・・・
セッコ勝ちもうしゃべるな 話がかみ合わねえ
ディアボロ(2回目)引分全ては元に戻るッ!
ソリョラ・ロペス勝ちアリーヴェデルチ
総合戦績9戦5勝3敗1分





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