パンナコッタ・フーゴ | |||||
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概 要 | |||||
ギャング「パッショーネ」の一員。ブチャラティチームの一人。16歳。 穴だらけの変な服を着ている。普段は物静かで理知的、他のメンバーにも冷めたツッコミを入れる。 しかしかなり短気で一度キレると暴力的で凶暴な面があらわになり、仲間であっても容赦なく叩きのめす。 そのためチーム間でもいざこざが起きることが絶えないが、ブチャラティには忠実に従う。 IQ152の天才で、13歳にして既に大学入学の許可をもらうほどの秀才。 しかしその性格が災いし人間関係がうまくいかず、ある教師を分厚い本で滅多打ちにして退学、以降ギャングに入団する。 色々と問題のある人物だが、ナランチャにとっては命の恩人であり、またジョルノが来るまではチームのブレーンとしてその地位を確固たるものとしていた。 なお、荒木の構想には「ブチャラティチームの誰かが裏切る」というものがあったらしいが、第五部はそれまでと比べかなり暗く重い話であった事に加え、荒木自身そのような展開は生理的に受け付けないということもあって、白紙となった。 フーゴが物語の途中で退場するという展開や、その後登場するチョコラータのスタンド能力がフーゴとそっくりなのは、その構想の名残である。 小説版では彼の生い立ちについての詳細が語られており、下級貴族の出身ながら成り上がりの祖父のために英才教育を受けさせられ、金で大学入学の資格を買ったとされる。 しかし、祖父による強制と最悪な家庭環境、クラスでのいじめ、そして彼の心の支えであった祖母の死に目にも会わせてもらえず、限界に達したフーゴは自らを叱りつけた教授を殴り倒してしまう。 そのまま警察に拘留されていたところを、ブチャラティに拾われた。 | |||||
劇中での活躍 | |||||
トリッシュの護衛をブチャラティたちと共に引き受け、彼女をヴェネツィアまで護送する。 しかしそこでブチャラティが「ボス」を裏切ったという事実を突き付けられ、他のメンバーが死を覚悟でブチャラティに付き従う中で一人、彼らと袂を分かった。 小説版「恥知らずのパープルヘイズ」では、裏切り者として粛清されるのと交換条件に、麻薬チームの掃討を命じられる。 共闘者としてシーラEとムーロロを付けられシチリア島に向かうが、 自分にこのような任務を命じたジョルノの心境や、自分のこれまでとこれからの人生に不安と恐怖を感じながら任務に臨む。 最終的にシーラEによって彼は自分の在り方と進むべき道を見出し、麻薬チームの核であるマッシモ・ヴォルペを撃破した。 そして、ヴェネツィアへ戻った彼はそこで改めてジョルノに忠誠を誓うことになる。 |
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能 力 | |||||
スタンド名 | パープル・ヘイズ(紫の煙) | ||||
像分類 | 人型 | 操作分類 | 近距離パワー型 | ||
破壊力 | スピード | 射程距離 | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
A | B | C | E | E | B |
口元を縫われた大柄な人型のスタンド。
左右の手に三つずつ、計六つのカプセルを仕込んでおり、このカプセルが割れると殺人ウイルスが広がる。 カプセルはパンチの勢いだけで取れてしまうため、腕を振っただけでもカプセルは割れる。 ウイルスは口や皮膚から吸収され30秒ほどで全身にまわり、感染者を内側から腐らせて即死させる。 ウイルスは日光に弱いという弱点があるが、一度体内に入り込めば血清を作るなどしなければ対処法はない。 敵味方関係なく、スタンドすらも感染させる無差別攻撃のタイプで、本体であるフーゴにもその制御は不可能。 近距離パワー型スタンドで、スピードは「スティッキィ・フィンガーズ」などにやや劣る。 ただし、攻撃すればその瞬間カプセルが割れる仕様になっているため、このスタンドと直接戦うことは死を意味する。 一応自意識はあり、また潔癖症な一面を持つが、よだれを拭いた手が汚れることに気づかず癇癪を起こすなど知能は低い。 アバッキオをして「どう猛」と評するスタンドで、その拳はフーゴの凶暴な面を象徴するとさえ言われる。 フーゴ自身も相当追い詰められた状況でなくてはこのスタンドは出さないことにしているらしい。・・・の割には意外とアッサリ出していたような気がしないでもないが。 スタンド名の由来は、ジミ・ヘンドリックスが結成したバンド、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの楽曲「Purple Haze」。 |
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パープル・ヘイズ・ディストーション | |||||
破壊力 | スピード | 射程距離 | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
A | B | E | E | C | ? |
自らの道を見極め、覚悟を決めたフーゴの精神が、「パープル・ヘイズ」を進化させた。 姿かたちに変化はなく、能力も殺人ウイルスをばら撒く点は変わらない。 ただしそのウイルスは本体の怒りによって効力が左右され、本体の怒りが高ければ高いほどウイルスは獰猛さを増し、ついにはウイルス同士で共食いを始めてしまう。 すなわち、相手に怒りを感じず手加減すればするほどウイルスの威力は強まり、逆に容赦しない怒りを見せるほどウイルスの威力は弱まるという、矛盾したような現象を引き起こす。 ただし弱まったといっても、即死させるほどの威力がないというだけで、感染した部分が爛れたりするため安全というわけではない。 逆に強力な状態のウイルスは、「30秒」という時間を無視して一瞬で相手の体を溶かしつくす。 本体すらも命の危険にさらすウイルスが、「パープル・ヘイズ」自身に何故効かないのかは不明である。 |
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名 言 | |||||
第五部「黄金の風」 | |||||
このチンピラがオレをナメてんのかッ!何回教えりゃあ理解できんだコラァ!ろくご30ってやっておきながらなんで30より減るんだこの・・・クサレ脳ミソがァーッ こいつにスパゲティを食わしてやりたいんですがかまいませんね!! 違うね!・・・死ぬのはぼくの能力を見るおまえの方だな ジョルノッ!おまえの命がけの行動ッ!ぼくは敬意を表するッ! おっ おいヤメロ!本当にズッこけたのにおまえが言うとヤバくなるじゃあないか! 誰もムズかしいなんて言ってないよ ボケ! あんたは現実を見ていない 理想だけでこの世界を生き抜く者はいない この組織なくしてぼくらは生きられないんだ・・・ なぜだ!正気じゃあないぜッ!どういう物の考え方してるんだ!?つい2日前に出会ったばかりの会話もろくすっぽした事のない女なんかのために!無関係な女なんだぞッ!オレたちはトリッシュがどんな音楽が好みなのかも知らないんだぞッ! あなたはじき幹部になる人だ そんなつまらない仕事をやる必要はない |
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小説版「ゴールデンハート・ゴールデンリング」 | |||||
・・・本当に、負けないとお思いになりますか? ちょっとそりゃないだろ、あんた |
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小説版「恥知らずのパープルヘイズ」 | |||||
ぼくは「パッショーネ」を裏切ったことは一度もない どうやら我々は全員、ケツに火が点いているようですから。呑気に喧嘩なんかしてる場合じゃないと思うんですがね 嫌ですよ、そんなの。馬鹿相手にさん付けなんて ぼくを無意味にイラつかせない方がいい―キレたら自分でも何をするのかわからないからな やるしかない―今からだと、おそらく逃げられない 無能な奴は不要なのがこの世界の掟 シーラEは・・・ぼくだ。彼女の怒りは、ぼくの怒りだ・・・! ぼくはあなたのものです。我等が"ジョジョ"― |
戦 績 | ||
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相手 | 勝敗 | 決着の台詞 |
イルーゾォ | 勝ち | 真実の信頼がこいつにはある! |
ヴラディミール・コカキ | 勝ち | うばぁしゃああああああああああああああああああッ! |
アンジェリカ・アッタナシオ | 勝ち | 消えた・・・ぞ・・・麻酔が・・・! |
マッシモ・ヴォルペ | 勝ち | 能力というのは、本人の性格を反映する |
総合戦績 | 4戦4勝0敗 |
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