広瀬康一
（ひろせ　こういち）
概 要
　ぶどうヶ丘高校一年生。本作の語り部。

承太郎との出会いを通じて仗助と知り合う。
性格は温厚でオシに弱く、やや気弱な一面も持つ。しかし自身や周囲の人物が追い詰められた時には打って変わって烈火のごとく怒り、果敢に敵に立ち向かう勇気ある少年になる。
本作を通じて最も成長したスタンド使いであり、承太郎にもその実力を認められている。

　また岸辺露伴や間田敏一などのクセの強い人間から好かれやすいという才能も持っている。
特に露伴とは当初は敵としてスタンド能力に陥れられたことはあるが、その後は鈴美との出会いも手伝って親交を深め、「チープ・トリック」の攻撃を受けた露伴のもとに救援に駆けつけている。

「ジョジョ」シリーズでは珍しく、山岸由花子とのラブコメを展開した人物でもあり、散々遠回りした結果最終的に両想いに落ち着いている。
その時の覚悟はエステティシャンの辻彩を感嘆させるほどで、彼の人を惹きつける才能はワンピースのルフィも真っ青である。

　語り部がレギュラーキャラとしてその地位を守ったのは、第一部のスピードワゴン以来の快挙である。
また元々一般人としての位置づけが強いためか、闘った相手の数は意外と少ない。
母と姉が一人、さらに「ポリス」という名のボケ犬を飼っている。
劇中での活躍
　当初はただの一般人で語り部だったが、
虹村形兆にスタンドの矢で射抜かれてスタンド使いとなる。
以後仗助、億泰らと行動をよく共にする。
闘いの中で最も成長したスタンド使いであり、承太郎からも認められ信頼されている。

　第五部にも登場し、承太郎の依頼で「汐華初流乃（＝ジョルノ・ジョバァーナ）」の調査に向かうが、そこでジョルノに置き引きの被害にあう。
能 力
スタンド名エコーズ
　スタンドの矢により発現した康一のスタンド。

　主に「音」に関する能力を持ち、闘いを重ねるごとにACT1～3まで成長し、姿かたちを変えていった。 発現したばかりのころは大きな卵の姿で、康一の意志でもスタンド自らの意志でも動くことはなかった。なお、ACT1～3は本体の任意で使い分けが可能である。

　スタンド名の由来は、ピンク・フロイドの楽曲「ECHOS」。
ACT1
像分類昆虫型操作分類遠隔操作型
破壊力スピード射程距離持続力精密動作性成長性
EEBBCA
　卵からかえったばかりのエコーズ。頭にスピーカーのようなものをつけた虫のような姿をしている。

　パワーはほとんどなく、殴ってもほとんどダメージはない。しかし物体が出す「音」を文字にして貼り付けることで、その「音」を実際の音として永遠に反響させることができる。
本体が発した声を聞かせることも可能だが、他人の声に耳を傾けないほど思い込みの強い由花子には通用しなかった。

　射程距離は50m程と長く、偵察にも使える。
ACT2
像分類動物型操作分類遠隔操作型
破壊力スピード射程距離持続力精密動作性成長性
CDBBCA
　由花子との戦いで成長したエコーズ。手足が発達し、顔がなんだか豚っぽくなった。

　物体の出す「音」を文字として貼り付け、その文字に触れた者に擬音の効果を体験させる。
文字はACT1のように音を出して貼り付けることも可能だが、尻尾を擬音文字にして投擲武器のように打ち出すことも可能。
文字はその音の性質も具現化し、例えば「ジュウウ」という焼け焦げる擬音ならば、熱を帯びさせておくことも可能となる。

　射程距離はACT1と同じ程度。パワー、スピード共に低く、直接的な戦闘になると一気に分が悪くなる。
ACT3
像分類人型操作分類近距離パワー型
破壊力スピード射程距離持続力精密動作性成長性
BBCBCA
　吉良吉影との戦いで成長したエコーズ。小さな小坊主のような姿をしている人型のスタンド。

　ACT2までとは比べ物にならないパワー、スピードを有しており、苦手だった近接戦闘も得意となった。
とはいえ「キラークイーン」など近距離パワー型のプロには全くと言っていいほど歯が立たなかった。本体には忠実だが慇懃無礼な丁寧語を使い、やや口汚い。
口癖は「S・H・I・T（エス・エイチ・アイ・ティー）」。

　ACT2までと違い音に関する能力は持っていないが、代わりに拳法のような構えから相手を殴りつける「3 FREEZE（スリー・フリーズ）」という技を持つ。
この技を受けた者は殴られた部分が重くなり、本体が近づけば近づくほど重さは増し、やがて地面にめり込んでしまう。
相手の動きを止める・封じるのに最適な技だが、一度に一つの物しか重くできず、また一度射程範囲から出てしまうと能力が解除されてしまうばかりかもう一度殴らなければ重くできないというデメリットを抱えている。

　ACT3自身の射程距離は5mと非常に短いため常に相手と近距離で戦うこととなるが、動きの鈍い相手に近接戦闘を挑むことで、相対的に有利にもなる。
名 言
第四部「ダイヤモンドは砕けない」
ぼくの名まえは―（まー・・・おぼえてもらう必要はないですけど）広瀬康一15さい・・・
い・・・意味があったんだよ 10年間・・・無駄にくりかえしていたと思っていたこの動作には 意味があったんだよ！
この光り輝くなめらかな回転のリム・スポーク！やっぱり新品は楽しいね・・・しばらくバス通学は出来ないでェ～す！
ゆるさないぞ ゆるさない
い・・・いったいこれは！？わ・・・笑っていいものか・・・？
50万持って来い！
よく雑誌のクイズで同じ2枚のイラストが並んでて「Aの絵にはBの顔とちがう所が7か所あります―探してハガキに書いて送ってください」・・・あんまり見つからないと目玉を動かすのが疲れて・・・気持ち悪くなるけど
一か所ひたいにゴミでもついてんのか程度のネジのようなものがあるけど・・・
なにを言っても無駄だったんだあ～ な・・・なんか涙が出て来た・・・おしっこの次は涙でぬれるのか！ぼくはあ・・・
精神力がすごすぎるッ！ドス黒い執念の精神力が・・・
「ふっ飛ばす文字」に・・・さわってるんだよ 君の言うクソったれの文字がひっついたぼくに・・・
ちょっとお二人さん！クールすぎやしないッ！？
今回だけはねー なおさないからいいんじゃあないか・・・
なにィ～ッ ベ ベタだあーっ インクを手裏剣のように飛ばしてはみ出さずに正確に命中させているぞッ！
善悪の区別はないんだけどある意味ではこういう「姿勢」憧れるなぁ 本当スーパーマンガ家だよこの人・・・
ウンコのポストから引き返したのに・・・なんでウンコのポストがあるんだ？
その性格なんだなぁ～ そのものすごくタフな性格・・・間違いなく由花子さんだよ
もし違う顔だったとしたら・・・それ・・・「エコーズ」っていうぼくのスタンドです え・・・えとあなたのスタンドで「エコーズ」の目を傷つけて・・・ぼくの目を見えないようにしてください
このあと・・・ぼくは「無事」だった！助かったんだッ！でも考えてみて・・・「無事」だったからこそ本当の「後悔」ってやつはあるんだ・・・
こいつ 「弱点」があるぞッ・・・気がつかなかった「弱点」が！！！それにムカついて来たッ！なんでくそったれの「殺人鬼」のおかげでぼくがおびえたり後悔したりしなくちゃあならないんだ！！？
ますます「ムカッ腹」が立ってきたぞ・・・なぜ殺人鬼のためにぼくがビクビク後悔して「お願い神様助けて」って感じに逃げ回らなくっちゃあならないんだ？
どうしてここから無事で帰れるのなら「下痢腹かかえて公衆トイレ捜しているほうがズッと幸せ」って願わなくっちゃあならないんだ・・・？
何！この不便なモノ！こんなんでオイシイ料理ができるのか！？
ぼくの目の前にいるこの男がッ！（こいつの方からあらわれやがった！）
おまえはバカ丸出しだッ！あの世でお前が来るのを楽しみに待っててやるぞッ！
それ全部落として割っちゃったらあなた・・・上の人に叱られちゃったりするわけですか？そうなったらOH・MY・「ガッ」ですね？
ぼく（広瀬康一）―の住む・・・ぼくたちの町・・・「杜王町」はとても深く傷ついた・・・いや・・・正確に言えば「町が生んだ吉良吉影という怪物によって町自身は傷つけられた・・・」
小説版「THE BOOK」
なんか、興奮するんですよね、時計見ると。うまく言えませんが、長針と短針にロマンスを感じるんです。恋人同士みたいな。追いつ追われつみたいな。
第五部「黄金の風」
言っただろ？ぼくを甘く見るなって
さわやかなヤツでした 荷物を盗まれたのに奇妙なんですけれど・・・
ジョルノの話の中には「正義の心」があったんだ 今の犠牲になったおじいさんを見る彼の目にも「それ」があった！彼の体の中にはまぎれもなくジョースターの意志を受け継いでいたんだッ！
戦 績
相手勝敗決着の台詞
虹村形兆負けこりゃあだめだな・・・死ぬな・・・
小林玉美勝ち信じて！！
山岸由花子勝ちなんか・・・複雑な気分だなあ・・・
岸辺露伴負け「安全装置」をかけさせてもらった
吉良吉影負けなんだこの敗北感は・・・
宮本輝之助負け「始末した」と言っていました
ジョルノ・ジョバァーナ負け一ペンでいい事を2度言うのは嫌いなんだ
ポルポ勝ちヤツは「闘いがあった事自体」気づいていないさ
総合戦績8戦3勝5敗




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オールスターバトル版は
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